基本的な「補助金」と「助成金」の違いについて、説明します。
“基本的な”と書きましたが、地方公共団体が実施しているものも含めると、「補助金」と「助成金」で厳密には区別されていない場合もあります。さらに、公共ではなく、民間(例:○○財団など)でも自らの団体組織の目的を達成するために、「補助金」、「助成金」といった名称を用いて金銭的な支援を行っている場合もありますので、ここでは、国の制度としての「補助金」と「助成金」という理解で“基本的な”「補助金」と「助成金」を扱います。
なお、「補助金」、「助成金」は個別の制度によって様々に異なるため、全ての制度が下記記事に当てはまっているとは限らないことをご理解ください。
まず、「補助金」、「助成金」には、次の共通点があります。
・申請を要する。
・申請後に審査がある。
・金銭の支給を行う制度である。
・原則、金銭の返済は不要。
・税金を基本に公金を原資としている。
・実施主体(国)の政策目標を達成するための手段である。
一般的にはお金がもらえる制度であることに目が行きがちですが、見方を変えると、5つ目の「政策目標の達成手段」であることが制度を理解するうえで非常に重要ですし、公金を原資としていることから、制度を利用する者として理解しておかなければいけない点です。
こう記すと“警鐘”のように受け取られてしまいますが、その意味だけでなく、補助金、助成金事業への参加は、「国の発展に寄与している」と胸を張って良いものだと私は考えています。
次に、「補助金」のみに存在する特徴は次の通りです。
・経済産業省の関連が多い。(その他、国土交通省、環境省、農林水産省など)
・「新たな取り組み」を補助するものが多い。
・申請しても不合格になる場合がある。
・採択率に幅がある。
・公募期間が短い傾向がある。
・数億円規模の高額な補助金制度もある。
・種類が多い。
~補助金の例(2026年4月時点)~
・ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金(経済産業省)
・デジタル化・AI導入補助金(経済産業省)
・小規模事業者持続化補助金(経済産業省)
・中小企業省力化投資補助金(経済産業省)
・中小企業新事業進出補助金(経済産業省)
・みらいエコ住宅2026事業(国土交通省・環境省)
・輸出先国規制対応支援事業(農林水産省)
最後に「助成金」のみに存在する特徴です。
・厚生労働省の関連が多い。
・要件を満たすことで、ほぼ受給できる。
・人事、給与系の制度の導入を条件にすることが多い。
・育成、モチベーション、生産性の向上がキーワードとなることが多い。
・申請者視点では、制度の導入による長期的コストアップとなりうるため、それを補完する意味合いもある。
~助成金の例(2026年4月時点)~
・キャリアアップ助成金
・人材開発支援助成金
・働き方改革推進支援助成金
・業務改善助成金
(いずれも厚生労働省)
また、本ブログは行政書士準備中のブログであるので、その観点からすると、「補助金」申請は行政書士が行うことができ、「助成金」申請は行政書士では行えず、社会保険労務士の業務です。
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